1992年(平成4年)12月10日夜9時の出来事である。
その日は夕方より雷雨でみぞれまじりの天候だった。その中を大音響がとどろいた。
夕食が終わり台所で家内と、たまたま来ていた親戚の人と三人でくつろいでいたときのことである。あまりの大きな音にその来客は真っ青になり家内にとびついたのである。そのときは雷がすぐ近くに落ちたのだと思った。
私は懐中電灯を片手に近くの戸を開け外に出て家の周囲を一回りした。家屋の外見は何も被害はなかった。再び台所で雷雨の静まるのを待った。
やがて来客は帰り私は風呂に入り、風呂からあがったところに家内が私の寝巻きを片手に真っ青な顔で「お父さん家に雷が落ちた」と言う。私は「うそだろう」と言いながら急いで着替えをして二階に上がった。廊下はかなりの土ぼこりだ、部屋は真暗で何も見えない。懐中電灯で照らすと中は悲惨な状態である。電灯はこわれ落ちコードのみがぶら下がり、天井は壊れ大きな穴からみぞれが部屋の中に降っていた。
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