クリーンミストの特長
クリーンミストとは、純水を主成分とする超低電導性で塩類やイオンを含まない薬剤を使用した、「クリーンで安全な普通火災適合消火器」というコンセプトによる消火器で、消防法第21条の3に基づく国家検定にも合格しており、普通火災と電気火災に威力を発揮する消火器です。
2次災害防止
クリーンミスト薬剤は、純水をベースとし塩類やイオンを含まない安全な潤滑剤を配合したものですので乾いた後に薬剤成分がほとんど残りません。放射した際に周囲へ飛散した薬剤による影響はとても少なくなります。
これにより、精密機器やサーバー室の火災2次被害の低減につながります。
クリーンミストの消火性能
薬剤に配合される潤滑剤の効果と、水の持つ高い冷却効果が相乗的に働き、通常の水に比べ高い消火効果を発揮します。
【A-1模型を完全消火するのに必要な薬剤量比較】
製造メーカーミヤタ工業の実験使用機器 消火液 必要薬剤量 付記
| 1 クリーンミスト容器にクリーンミスト薬剤 3.5L |
| 2 クリーンミスト容器に水道水を入れたもの 4.5L 1の約1.3倍 |
| 3 消火用バケツに水道水 24L(8LX3杯) 1の約7倍 |
クリーンミストを電気機器の火災に使うと感電しないか?
薬剤の電気伝導率が低くほとんど電気を通さないのです。
水は、含有する電解質が多ければ電気抵抗が小さいため電流を通しやすく、反対に電解質が少なければ電流を通しにくい性質があります。ですから電解質の多少に応じて水の電気伝導率が異なり、水中に電解質の量が多ければ多い程電気伝導率は高くなります。
きれいな水道水でも、カルシウムやマグネシウムなどの陽イオンや塩素や硫酸などの陰イオンが含まれているため、電気伝導率は高くなります。
純水とは、水の中に含まれる電解質を取り除いて純粋な水に近づけるようにしたもので、電気伝導率は低い値を示します。
クリーンミスト薬剤は、その純水を主成分とし、電気伝導率のきわめて低い潤滑剤を配合した薬剤です。電気伝導率は純水同様の低い値となっています。
【各種薬剤の電気伝導率比較】
(ミヤタ測定値)
| 薬剤種 |
電気伝導率(uS/cm) |
| 水道水 |
150〜250 |
| 純水 |
10以下 |
| クリーンミスト |
10以下 |
| 強化液 |
2000以上 |
| 中性強化液 |
2000以上 |
クリーンミストは安全性が高い
主成分は純水であり、配合されている潤滑剤も食品添加物をはじめ化粧品や薬品に使用されている安全性の高いものであり、さらに中性薬剤(20℃時のpH値7.0)となっておりますので人体に対する影響は非常に軽微です。
※安全性が高いとはいえ、無理に人体に放射したりしないようご注意ください。
クリーンミストは環境にやさしい
電気火災に適していると言われたハロン消火器は、オゾン層破壊による環境問題から1994年以降製造中止になっています。炭酸ガス(CO2)消火器はハロン消火器の代替として出てきましたが、冷却効果が乏しく防熱効果がないため、極初期の火災以外の普通(A)火災には適応しないことと、密閉室内での使用の安全性に注意が必要です。これらハロンや炭酸ガスのような問題を考慮し、人命の安全や環境を守ることはもちろんのこと、工場や事業所の火災リスクの低減につながると考えます。
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